オンライン展覧会「ひかりを手に入れる」アーティストインタビュー 梶浦聖子
自然の中に作品を置いて撮影した写真を撮る行為に、花を入れる器に、素材のガラスの中に、ピアスの中で光る宝石に、モチーフの雫の中に、ひかり見出したそれぞれの作品の中で、”ひかり”についてのコメントが寄せられています。(詳しくはオンライン展覧会からどうぞ)
そして、工房の大改造を決意して、壁をぶち抜いて天井の隙間から見た光は勇気の光だとあります。写真と抽象画に必要な要素だとも…
そこで、今回のインタビューでは、工房の大改造から制作について聞いてみました。
↑光の当たった花と目が合った時…
↑ロストワックス鋳造で制作したピューターの小さな花器
●最近の生活から考えたこと、思いついたことなど
最近、工房の修理から始めて、改装工事に精を出していて、家、建築に興味が出て来ました。蛇口をひねれば当たり前に出る水についても思いを巡らせています。
家に水をひくにしてもいろんな選択肢があると思います。あれこれ考えたり、勉強したり、試してみたりしていると、最もシンプルな考えに落ち着くことが多いです。
改装工事にはのめり込んでしまうので、時々、全ては制作のためにやっているという立ち位置を確認するようにしています。
●今後の希望になるようなことありましたか?
何かな? 社会や私の工房の雰囲気は変わっても、私は一喜一憂せず意外と淡々と仕事を進めているような気がしています。新しくなった工房では大きいもの重いものなど大きい作品も作れそうです。小さなアクセサリーを作る小さな部屋も同時に整備しているので、これからの制作が楽しみです。
木造の工房を改装する際に出たたくさんの木材を燃料にして鋳型を焼き、作品を鋳造する予定です。
↑床をはずした↑ミキサー車がやってきた
↑コンクリート土間になる
オンライン展覧会「ひかりを手に入れる」はこちらから
https://ruriroart.wixsite.com/online-exhibition
作品購入はショップから
https://ruriroart.stores.jp
*今後、梶浦聖子さんは5月29日〜31日、作品と所有本のbook caféを予定しています。アートと本とカフェメニューでお待ちしています。