2018年 11月 29日 ( 1 )

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昨日、一昨日の二日間、伊藤八重子さんが在廊してくれました。この間にたっぷりとお話しができました。
4歳の時におばあさまに編み物を教えてもらい、小学生の時はランドセルに毛糸と編み棒を入れていたという伊藤八重子さん。
現在は、大島に住み、毎日、毎日毛糸を編み続けています。朝の運動が終わると編み始め、夜ご飯を食べ終わると、夜の部の編み物をしているとのこと。販売の冬のシーズンのみ、編む時間は少ないようですが、小さなもの、単純なものは、異動先に持ってゆき、時間があれば編んでいるとのことでした。
伊藤八重子さんの編み物の特徴は何と言っても色彩にあると思っています。通常の1本の糸は、細い数本の糸を合わせて作っています。例えば青は一つの基準となる青数本に、緑や茶色というように、絵の具を混ぜ合わせるように、毛糸を合わせて出したい色を作っているのです。その中に少しテクスチャも変えた糸を混ぜることもあるとのこと。色の奥深さ、素材の豊かさはこのような技が生み出しているのです。
複雑な編み込みも、かなりの部分を頭の中で描きながら進んでいるそうです。編み方の本を出して欲しいとの要望のあるようですが、言語化するのはなかなかに難しいとのお話でした。
セーターなどのご購入の方には、お手入れ方法の紙と、商品カードをお渡しし、後々のメンテナンスもしっかり対応しています。
初めて八重子さんのニットを見た時、その複雑な編み込みが手編みだと知り、ただただ凄い!と惚れ込み、着なくてもいい、眺めていたいと思ったものでした。今回じっくりとお話を聞き、改めて深く深く感心し、天才!との思いに至りました。
明日、明後日と残り二日となります。同じ作品も着る人によって、違って見えます。試着してみるとわかることがあります。どうぞ遠慮なくご試着ください。色彩豊かで、空気を纏っているような、軽くて温かなニット、お手にとって、袖を通して、体感してお楽しみください。

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by ruriro | 2018-11-29 18:55 | 展示案内 | Comments(0)