梶浦聖子メイキング展 ありがとうございました
2020年 09月 14日
「梶浦聖子メイキング展 きのうおばあちゃんも生まれたって」会期終了しました。
ありがとうございました。
プラザノースでの展覧会を見た方も、見ていなかった方もそれぞれに楽しめる展示だったのではないでしょうか。
映像の中で、大きなウサギの組み立てと解体の様子、もう一つの映像ではインドネシアでのねこちゃんの鋳造の様子、展示空間を考えながらのつぶやきやアイデアスケッチなどをruriro展示スペースをうまく利用しながら、一つの大きな展覧会を作るまでの過程をお楽しみいただきました。
また、金属で遊ぶというワークショップも会期中2日間行いました。金属という身近にあるけれど、制作過程を目にする事が少ない素材を、たっぷりお楽しみいただきました。またやってみたいとのご希望の声もいただきました。近いうちにご案内したいと思っています。
梶浦聖子は、金属の鋳造は融点も高く、大変な作業ですが、ものが生まれる全ての工程に関わることを大切に考え、大きな設備を持たず、工夫を重ね、インドネシアで培った技法を用い、自らの手で鋳造して作品作りをしています。ふんわりと優しい雰囲気に包まれながらも、創作に対する厳しさと覚悟を感じます。
小さな思いつきを大きく膨らまして、浮かんだ発想を大切に育ててゆく考えの柔軟さには、私たちが無意識に制限を加えている日常に気づき、大きな勇気を与えられ、何かホット緩むような感じがしました。
素材も金属からガラス、樹脂、また、布を使った大きな立体と広がり、それぞれの特性を創作に取り込む姿勢も魅力の一つになっているように感じます。
これからも、大きな展示会場に挑む姿を、みなさまと一緒に応援してゆきたいと思っています。
9月19日からは『子どもとアーティストの森』です。8月に行った家族限定アトリエ「3原色で遊ぼう」からつながる6人のアーティストの展覧会です。家族が見守る中、子どもたちはたくさんの素材を使い、色と遊び、おしゃべりをしました。共有した時間を元に6人のアーティストが作品を創りました。
こちらもどうぞお楽しみに!
by ruriro
| 2020-09-14 12:11
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