始まりの出来事

数日前に、上野の科学博物館で「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニヨン人が残した洞窟壁画〜」を見た。現在わかっている最古の芸術と呼ばれる洞窟壁画。本物は保存のため、現在では研究者も入る事が難しいらしいが、技術を駆使して再現した壁画を中心に、画材や道具なども展示されていて、興味深かった。クロマニヨン人も、針と糸で裁縫をし、貝殻やビーズなどのアクセサリーで身を飾り、顔料を用い、トナカイをおやつに壁画を描いていた 。その壁画を読み解く楽しさ…当時の人々が何を思って、壁画を描いていたのか…想像するだけで楽しく、ワクワクする。アートに惹かれる原点を感じたような気がした。
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その後、大学の卒業生の有志で開催しているカラーパーティーという展示の開催期間中だったので、上野から吉祥寺へ向かった。カラーパーティーは色彩心理の研究者で、作品作りをしていた恩師が「色で遊ぶ」というコンセプトで何か出来ないか、と、投げかけたことから出発している。毎年のようにさまざまな色をテーマに、卒業生の有志や、その他興味のある人が集まり、縦と横の広がりを持つグループ展示だ。そして、会期中にテーマの色のパーティーをする。色の表現に興味を持ち、進学した私が、色彩心理について学び、さまざまな仕事を経て…振り返ってみれば、色彩は常に気になる存在として、人生に関わっている。この色彩心理の学びが、この先も関わってゆくであろうアートの世界への入り口だったように思う。どんな物事にも始まりの出来事があるんだなあ…と、改めて感じた日だった。


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by ruriro | 2017-02-10 10:47 | 日々のつぶやき